はじめまして。
歯科衛生士の二瓶彩香です🌼
虫歯にならずに健康な歯でいたい。
誰でもそう思いますよね。
歯を強くすることでお馴染みといえばフッ素です。
フッ素って虫歯予防にいいってきくけど本当に効果あるの?
と疑問に思うことはありますよね!
今日は、フッ素の効果についてご説明させていただきます☆
1.フッ素がもたらす効果について🦷
★歯を強くする
私たちの歯は「ハイドロキシアパタイト」と呼ばれる物質で構成されています。
この物質はとても硬いのですが、酸によって溶けやすい性質も併せ持っています。
フッ素によって歯の再石灰化が促進されてフルオロアパタイトという
フッ素が入り込んだ物質へと、パワーアップし虫歯に負けない強い歯つくることができるのです!
★歯の結晶性の改善
目には見えないですが、歯の表面のエナメル質の結晶はところどころ小さな隙間があいています。
その隙間から虫歯菌が出す酸で歯が溶けてしまいます。
フッ素は結晶性を改善して隙間を減らし酸が入り込みにくくしてくれます。
★歯の石灰化を促進
歯が酸によって溶かされる現象を「脱灰(だっかい)」と呼びます。
それを修復する作用を「再石灰化(さいせっかいか)」と呼びます。
フッ素にはこの再石灰化を促進する働きが期待できます。
特に子供の歯は脱灰しやすいため、再石灰化を促進することでより虫歯予防に効果的です😊
2.フッ素塗布はいつから始めるの?
歯は生えてすぐから5年が虫歯になりやすい時期です。
歯が生え始めたらフッ素塗布を定期的にするといいです。
今は1歳6ヵ月健診や3歳児健診でもフッ素塗布を行っている自治体が多いですね。
フッ素塗布を実施してない自治体にお住いの場合は歯科医院へ行く必要があります。
乳歯が生えそろう2歳過ぎくらいから定期的に塗布することをオススメします(^^)
心配だからもっと早く塗布したい!のであれば1本でも歯が生えていれば塗布します。
3.フッ素塗布の間隔は?
フッ素塗布の間隔は歯科医がその子の虫歯のなりやすさなどを考慮して決めますが、
だいたい年に2~3回程度です。
繰り返し塗布することで虫歯によりなりにくくしますので、定期健診もかねて
年に2回はぜひおこしください。
暑い日が続きますので、みなさん体調に気を付けてお過ごしください🌞
☆次回は、フッ素の年齢に応じた量・使用方法について書きたいと思います!